ランクル300
3つのパワートレイン、
数字で比べる。
ガソリン415ps/650N・m、ディーゼル309ps/700N・m。
そして報じられているハイブリッドは457ps/790N・m。
馬力とトルク、どちらが何に効くのか——性能で並べて比較します。
- 3つのパワートレインを、数字で並べる
- 馬力とトルク|2.5tのSUVでは、どちらが効くのか
- ガソリン V35A-FTS|415psという最高出力
- ディーゼル F33A-FTV|700N・mという最大トルク
- ハイブリッド|報じられている457ps・790N・m
- 発売時期について(2026年7月時点)
- カスタムの選択肢は、どれを選んでも変わらない
- パワートレイン比較のよくある質問
3つのパワートレインを、
数字で並べる
ランドクルーザー300(ランクル300)のパワートレインは、現行が3.5Lガソリンと3.3Lディーゼルの2種類。そこにハイブリッドの追加が報じられています。
この記事では、それぞれが数字としてどう違うのかを並べます。使い方も納車のタイミングも人それぞれですから、判断材料としての性能を整理するのが目的です。
| パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク | WLTC燃費 | 国内での状況 |
|---|---|---|---|---|
|
3.5L ガソリン V35A-FTS |
305kW(415ps) | 650N・m | 7.9〜8.0 km/L |
販売中 ※現在ご注文停止中 |
|
3.3L ディーゼル F33A-FTV |
227kW(309ps) | 700N・m | 9.7 km/L | 販売中 |
|
ハイブリッド 3.5L V6ツインターボ+モーター |
457ps 報道値 |
790N・m 報道値 |
10.9 km/L 報道値 |
未発売 |
※ ガソリン・ディーゼルの出力/トルクは公表値。燃費はトヨタ公式サイト掲載のWLTCモード値です。ハイブリッドの数値は自動車メディアの報道によるもので、トヨタからの公式発表ではありません。
▸ 最高出力はガソリンが上(415ps vs 309ps)。その差 106ps
▸ 最大トルクはディーゼルが上(700N・m vs 650N・m)。その差 50N・m
▸ 燃費もディーゼルが上(9.7 vs 7.9〜8.0km/L)
▸ 報じられているハイブリッドは、出力・トルクの両方で現行2種を上回る
つまりガソリンとディーゼルは「どちらが上」ではなく、性格が違う。ここを理解しておくと、スペック表の見え方が変わります。
馬力とトルク|2.5tのSUVでは、
どちらが効くのか
スペック表を見るとき、馬力(ps)とトルク(N・m)のどちらを重視すべきかで迷う方は多いはずです。ランクル300のような2.5tを超える大型SUVでは、この2つの意味がはっきり分かれます。
TORQUEトルクは「動かす力」
トルクはエンジンが生み出す、回転させる力の大きさです。数字が大きいほど、低い回転数から重いものを動かせます。
ランクル300の車両重量は2.5t前後。この重さを発進させたり、坂道を登らせたり、悪路で車体を押し上げたりするのは、すべてトルクの仕事です。街中での発進、高速の合流、そして本来の用途であるオフロード——日常で体感しやすいのはトルクの方だと言えます。
POWER馬力は「速さを維持する力」
馬力はトルク × 回転数で決まる、いわば仕事のペースです。数字が大きいほど、高い速度域まで加速を続けられます。
高速道路での追い越し、長い上り坂を速度を落とさずに登る、といった場面で効いてきます。回転を上げたときの伸びは馬力が担当する領域です。
| 場面 | 効いてくるのは | ランクル300では |
|---|---|---|
| 発進・低速 | トルク | 重い車体を動かし始める力。ディーゼルが有利 |
| 坂道・悪路 | トルク | 低回転で粘る力。ディーゼルが有利 |
| 高速の追い越し | 馬力 | 高回転まで伸びる力。ガソリンが有利 |
| 高速巡航 | 両方+燃費 | ディーゼルは燃費、ガソリンは静粛性で有利 |
トヨタ公式は10速AT(Direct Shift-10AT)について、「ガソリンエンジンでは高回転域までの伸びやかな加速感を、ディーゼルエンジンでは低回転から盛り上がる力強いトルク感を追求」と説明しています。
同じ車体でも、エンジンに合わせて変速の味付けを変えているということです。スペック表の数字の違いは、実際の走りの違いとして設計されています。
ガソリン V35A-FTS|
415psという最高出力
3.5L V6ツインターボガソリンエンジン(V35A-FTS)。最高出力305kW(415ps)、最大トルク650N・m。
SPEC3種のなかで最も高回転まで伸びる
415psという数字は、ディーゼルより106ps高い値です。トヨタ公式も「マルチホール直噴インジェクター付D-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適化による高速燃焼と高効率ツインターボ」により、力強い低速トルクと高出力を両立させたと説明しています。
加えてガソリン車には「アクティブノイズコントロール」が採用されています。エンジンおよび吸排気系のこもり音を、スピーカーからの制御音で打ち消す装備です。静粛性という点ではガソリンに分があります。
| 型式 | V35A-FTS |
|---|---|
| 種類 | 3.5L V型6気筒 ツインターボ ガソリン |
| 最高出力 | 305kW(415ps) |
| 最大トルク | 650N・m |
| WLTC燃費 | 7.9〜8.0 km/L |
| 特徴的な技術 | D-4ST(マルチホール直噴)/アクティブノイズコントロール |
| 国内での状況 | 現在ご注文停止中(2025年6月時点の見通し) |
なおこのV35A-FTSは、ハイブリッドのベースとなるエンジンでもあります。レクサス LX700h は、このV35A-FTSにモーターを組み合わせた構成です。報じられているランクル300のハイブリッドも、同じ系譜と見られています。
ディーゼル F33A-FTV|
700N・mという最大トルク
3.3L V6ツインターボディーゼルエンジン(F33A-FTV)。最高出力227kW(309ps)、最大トルク700N・m。
SPEC現行2種のなかで最大のトルク
馬力ではガソリンに106ps及びませんが、トルクは50N・m上回ります。しかもディーゼルの特性上、この700N・mは低い回転数から発生します。2.5tの車体を動かすという点では、こちらの方が体感しやすい性格です。
トヨタ公式は、このエンジンについて「新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボが、あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現。低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速に、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速に寄与します」と説明しています。
低速と高速で過給の使い方を変えるという仕組みで、ディーゼルの弱点になりがちな高回転域も補っています。加えて電子制御ファンカップリングを新採用し、燃費と静粛性にも配慮されています。
| 型式 | F33A-FTV |
|---|---|
| 種類 | 3.3L V型6気筒 ツインターボ ディーゼル |
| 最高出力 | 227kW(309ps) |
| 最大トルク | 700N・m |
| WLTC燃費 | 9.7 km/L |
| 特徴的な技術 | 可変ノズル付2ウェイツインターボ/尿素SCR-DPF/電子制御ファンカップリング |
| 国内での状況 | 販売中(ZX 7,736,300円 / GR SPORT 8,136,700円) |
ディーゼルはWLTCで9.7km/Lと、ガソリンの7.9〜8.0km/Lを2割ほど上回ります。さらに軽油はガソリンより単価が安いため、燃料代の差はカタログ数値以上になります。
トルク・燃費・燃料単価——この3つが揃うのがディーゼルの強みです。
その場で解決する。
カスタムで一番こわいのは、数十万円を払ったあとに「思っていたのと違う」となることです。 ROJAMの無料カスタムシミュレーターなら、 ボディカラー・ホイール・エアロを画面上で組み替えて、ランクル300の仕上がりをその場で確認できます。 選ぶたびに車の見た目がリアルタイムで変わり、スマホでもPCでも操作できます。
シミュレーションした内容は、そのままお見積り依頼フォームから送信できます。 選んだパーツ情報が担当者に届くため、「どれを選んだか」を書き出して伝える手間がありません。 適合や納期のご相談も、そこからスムーズに進められます。
ハイブリッド|報じられている
457ps・790N・m
ここからは報道ベースの情報です。トヨタからの公式発表ではありませんので、その前提でお読みください。
REPORTED報じられているスペック
自動車メディアで報じられているランクル300ハイブリッドの数値は、3.5L V6ツインターボ+モーターで、システム出力457ps・最大トルク790N・m。燃費は10.9km/L前後とされています。
| 項目(いずれも報道値) | 数値 | 現行との差 |
|---|---|---|
| 最高出力(システム) | 457ps | ガソリンより +42ps / ディーゼルより +148ps |
| 最大トルク | 790N・m | ガソリンより +140N・m / ディーゼルより +90N・m |
| WLTC燃費 | 10.9 km/L | ディーゼルより +1.2km/L |
とくに790N・mというトルクは、ディーゼルの700N・mをさらに90N・m上回る値です。モーターには停止状態から最大トルクを発生できるという特性があるため、発進時の力強さという点では、数字以上の差になる可能性があります。
一方で燃費の差は+1.2km/Lと、出力・トルクほど劇的ではありません。燃費よりも動力性能の上乗せが主眼という位置づけに見えます。
繰り返しになりますが、これらの数値はいずれも報道によるものです。公式諸元が発表されれば変わる可能性があります。
REFERENCE参考|同じ心臓のハイブリッドは、すでに存在します
ランクル300のガソリン車が積むV35A-FTSにモーターを組み合わせたハイブリッドは、レクサス LX700h としてすでに市販されています。ランクル300のハイブリッドがどうなるかを考えるうえで、最も近い先行事例です。
ROJAMもLX700h用のハイブリッド専用品番のDTMマフラー(¥533,500〜)を実際に販売しています。ガソリン用(LX600・¥467,500〜)とは別品番で、差額は¥66,000です。
発売時期について
(2026年7月時点)
性能とは別に、時期について現時点で分かっていることを整理します。
| 日本発売 |
公式発表はなし。 2026年9月16日 発表・発売という説はあるが未確定 |
|---|---|
| 予約開始 |
2026年8月17日頃との予想。ただし販売店によってばらつきがあり、 正式な予約開始は確認できていない |
| 情報の性質 | いずれも報道・観測によるもので、トヨタからの公式発表ではありません |
※ 2026年7月6日時点で確認できた情報です。今後変更となる可能性があります。最新の情報は必ずトヨタ公式サイト・販売店でご確認ください。
▸ トヨタ公式サイトのランドクルーザー“300”のページに、ハイブリッドの記載はありません
▸ ガソリン車はご注文停止中(2025年6月時点の見通し)。見積りシミュレーションも停止
つまりいま新車で注文できるのは、実質ディーゼルのみという状況です。
カスタムの選択肢は、
どれを選んでも変わらない
最後にROJAMの本業、カスタムの観点です。結論を先に言えば、どのパワートレインでも、カスタムの選択肢はほとんど変わりません。
| カテゴリ | ガソリン | ディーゼル | 備考 |
|---|---|---|---|
| エアロ(全14アイテム) | 〇 | 〇 | 車体形状で決まるため、エンジンは無関係 |
| RT FORGED ホイール(全6モデル) | 〇 | 〇 | サイズ・インセットで決まる |
| カーボンデカール(全10種) | 〇 | 〇 | 内装のため無関係 |
| キャリパーカバー | 〇 | 〇 | ガソリン車用・ディーゼル車用あり(同価格) |
| DTMマフラー |
〇 ¥467,500〜 |
〇 ¥412,500〜 |
ディーゼル用が一律¥55,000安い |
| サスペンションキット | 〇 | × | VJA300W ガソリン車専用 |
| ZERO-1000 エアーインテーク | 〇 | × | V35A-FTS用。ディーゼル装着不可 |
サスペンションキット(¥88,000)とZERO-1000エアーインテーク(¥143,000〜)。この2つはガソリン車専用のため装着できません。
逆にエアロ・ホイール・内装・キャリパーカバー・マフラーは、どちらでも選べます。しかもDTMマフラーはディーゼル用のほうが¥55,000安い設定です。
ハイブリッドについては、エアロ・ホイール・内装は車体の形状で決まるため影響を受けにくく、マフラー・サスペンションは駆動系に関わるため別品番になる可能性が高いと考えられます。これはレクサスLX700hでの実例からの類推です。
パワートレイン比較のよくある質問
A. 指標によって答えが変わります。最高出力はガソリンが415psでディーゼルの309psを106ps上回ります。一方、最大トルクはディーゼルが700N・mでガソリンの650N・mを50N・m上回ります。高回転まで伸びるのがガソリン、低回転から力強いのがディーゼルという性格の違いです。
A. 日常で体感しやすいのはトルクです。トルクは重い車体を動かし始める力そのもので、発進・坂道・悪路で効いてきます。馬力は高速域での追い越しや、速度を維持したままの登坂で効きます。トヨタ自身も10速ATについて「ガソリンでは高回転域までの伸びやかな加速感を、ディーゼルでは低回転から盛り上がる力強いトルク感を追求」と説明しています。
A. 報道ではシステム出力457ps・最大トルク790N・m・燃費10.9km/L前後とされています。ただしトヨタからの公式発表ではありません。数字としては出力・トルクの両方で現行2種を上回り、とくに790N・mはディーゼルの700N・mをさらに90N・m上回る値です。
A. 公式発表はありません。2026年7月時点で確認できるのは、2026年9月16日 発表・発売という説と、8月17日頃に予約開始との予想ですが、いずれも報道・観測によるものです。予約についても販売店によってばらつきがあり、正式な予約開始は確認できていません。最新情報はトヨタ公式サイト・販売店でご確認ください。
A. ディーゼルであれば購入可能です(ZX 7,736,300円 / GR SPORT 8,136,700円)。ガソリン車はご注文停止中で、見積りシミュレーションも停止しています(2025年6月時点の公式案内)。
A. WLTCモードでガソリン7.9〜8.0km/L、ディーゼル9.7km/L。ディーゼルが2割ほど上回り、さらに軽油はガソリンより単価が安いため燃料代の差はカタログ数値以上になります。報道されているハイブリッドは10.9km/L前後とされ、ディーゼルとの差は+1.2km/L程度です。
A. ほとんど変わりません。エアロ全14アイテム、ホイール全6モデル、カーボンデカール全10種、キャリパーカバー、DTMマフラーはガソリン・ディーゼルどちらでも選べます。ディーゼルで選べないのはサスペンションキットとZERO-1000エアーインテークの2点だけです。しかもDTMマフラーはディーゼル用のほうが¥55,000安い設定になっています。
A. エアロ・ホイール・内装は使える可能性が高いと考えています。これらは車体の形状やホイールのサイズで適合が決まるためです。一方マフラー・サスペンションは別品番になる可能性が高いでしょう。実際レクサスでは、LX600(ガソリン)用とLX700h(ハイブリッド)用でDTMマフラーが別品番(差額¥66,000)になっています。
ランクル300のパワートレインは、数字で見ると性格がはっきり分かれます。ガソリンは415ps/650N・mで高回転まで伸びる、ディーゼルは309ps/700N・mで低回転から力強い。2.5tの車体ではトルクの方が日常で体感しやすいため、馬力の数字だけで判断すると見誤ります。
報じられているハイブリッドは457ps/790N・mと、出力・トルクの両方で現行2種を上回ります。ただしこれは報道値で、トヨタからの公式発表ではありません。発売時期も「2026年9月16日説」「8月17日頃 予約開始との予想」がありますが、いずれも未確定です。
そしてカスタムという観点では、どれを選んでも選択肢はほぼ変わりません。ディーゼルで選べないのはサスペンションキットとエアーインテークの2点だけで、しかもDTMマフラーはディーゼル用が¥55,000安い。パーツ一覧はこちら。